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zoom RSS “ef - a tale of memories”最終回感想

<<   作成日時 : 2007/12/26 04:46   >>

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 忘れたくない想い、ありませんか?(以下、本文)


一人ひとりの意思が身体を動かして結果を生む。動かなければ、何も生まれない。
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 「これ以上蓮治を苦しめたくない」との気持ちから別離を決意した千尋。学校の屋上で今まで蓮治と過ごしてきた時間を綴ってきた日記を破り捨てる。日記は風に舞い、四散した。

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 千尋の告白に放心する蓮治。別れたきり、彼女には会っていない。彼女と別れてから13時間が過ぎていた。13時間が過ぎれば千尋から今までの記憶は抹消される。日記のなくなった今、千尋が蓮治を思い出すことはない。

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 教会に向かっても千尋には逢えない。今までと変わりなく過していると語る火村。二人に起こった出来事を察し、千尋が書いた小説の本意を蓮治に問う。
 完成した小説。入りたい世界があっても決してそこには存在できないことを悟り、その世界と自身の消滅を図った少女の物語。少女はそれで幸せなのだと語った千尋。

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 この関係の結末を受け入れられない蓮治に、火村はどうしようもないと諭す。ただ、彼女のことを忘れず、この結末の重みを受け入れつつ前へ進むことが千尋への手向けになると語る。

 火村に諭された後も、蓮治は吹っ切れずにいた。整理出来ずに溜め込まれた気持ちは、母が偶然にもらした「明日は今日よりもっとよい日かもしれない」という言葉で弾ける。
 忘れることが出来れば、明日という一日をよい日だと感じることが出来るかもしれない。でも、千尋と過ごした今までの記憶を捨て去ることが出来ない、忘れられないから、そんな日は来ない。

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 街灯の下でうなだれる蓮治に声をかけたのは久瀬だった。海岸で自身の悩みを吐きだす蓮治。夢をかなえるには、どうしたらいいのか。
 その問いに久瀬は、「夢、何かをしたいという想いを思い続けること。叶いそうにもない夢、たとえそれが奇跡でしか叶わないものであっても叶えたいという想いがなければ奇跡すら起きない」と答える。

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 比べようのない正答。だが、想いがあっても何もできない事もある。千尋がこれまでの事を思い出すことはない。現に、立ち寄った無人駅でやっと出逢えた千尋は、蓮治を忘れていた。

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 その場を駆け去る蓮治。別れを告げられた学校の屋上で不条理に耐え切れず、叫ぶ。刹那、舞い上がった風につられて空を見上げた蓮治の目に映ったのは、あの夜千尋が放った紙飛行機だった。

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 紙飛行機を追って、学校を飛び出す蓮治。海岸でそれを捕まえ、中を開く。その紙飛行機に記されていたのは千尋が最後に綴った想い。

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 その想いを受けた蓮治は決意を秘めて走り出す。街を奔走する。忘れてほしくない想いを届けるために。

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 夕刻、再び出逢った千尋と蓮治。蓮治が差し出したのは掻き集めた日記だった。四散した、二人の想い出を綴った日記の一部。
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「今は、これだけしかないけど…必ず全部集めるから…だから、だから……」

「……なんで、そんな事するんですか………?」
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 二人と過ごした記憶はもう存在しない。だが、千尋は蓮治を好きだという想いを消せなかった。忘れようとしても、何度も蓮治のことを思い返してしまい、消し去ることが出来なかった。

 千尋の哀しみに直に触れた蓮治は「もう忘れさせない」と告げる。記憶ではなく、延々と続く想いを。ずっと一緒にいるから。
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 想いを分け与えることの出来る相手を再び掴んだ二人は固くその身を抱き寄せた。


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 そして新しい季節が始まる。
 高校を中退した広野は晴れてプロの漫画家として心血を捧いでいた。みやこはあれ以来真面目に学校に通うようになり、広野との同棲を続けている。
 怪我を完治させた景は告知を受けたその日の内に部活に参加。看病に付き合った京介に礼を言って体育館へと向う。何かを振り切ったその姿に、京介は自分の撮りたかった画を見出す。
 そして、蓮治は小説家を目指して一歩を踏み出す。千尋のために、彼女が人から忘れられないように。

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 「それは、45秒未満の邂逅だった…」


夢をかなえるには、夢を思い続けるのが第一歩。
 自分の夢を見つける事が出来た。自分の探していた色が見えた。夢は未だ見出せずとも生き方が見つかった。自分の取りたい画が何だったかわかった。今を思い切り走り続けたい。
 完成しないと思っていた小説を完成させることが出来た。
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 でも、まだ終わりじゃない。一緒に歩いていくから。

それぞれの夢を乗せて、紙飛行機が空へと羽ばたいた…。
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 音羽のとある教会。扉が開かれ、現れる火村。眼前には再会は叶わないと思っていた少女。二人は語り始める。自分の関わってきた物語を…。

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 大 団 円。
 語るべき言葉が見つかりません。1クールの作品でこれほど充実した最終回を迎えることが出来たのは滅多にありません。1クール>恋愛ものみたいな絞り方をすれば尚更です。よくもまぁこれほど簡潔にまとめることが出来たなと。

 その分原作から各キャラの立ち位置を大分簡素にまとめたりしているみたいですけど、この決断は評価できるものだと思います。京介の立ち位置は所見から関心がありましたし、その位置にいながら彼がどう景とつながりを持つのかというのは二番目に気になる要素でした。

 各キャラクターがきっちりと各々の役割を果たし、あるべき位置に収まっていくのは感動を覚えざるを得ません。予定調和を感じないのはひとえに蓮治と千尋の関係がいつどう転ぶかわからなかったからで、それも如何様に転んでも視聴者が納得のいくものだったことに起因すると思います。
 もし蓮治が千尋との付き合いの中で挫折していれば、千尋が本気で蓮治の事を忘れていればそれはそれでまた違った展開になっていたでしょうし(もちろん屈折したというか修羅場になるかな)、広野が景を選んでいればみやこの展開は容易に想像できますし、色々あったと思うんです。

 「ネットギリギリにひっかかって弾かれたボールがどちら側に落下するのか誰にもわからない」ぐらいに、先行きを不安定にさせた上で物語を展開していったこの手腕には敬服せざるを得ません。今でも無事に終わったことが不思議なくらいですし。
 都合のいい奇跡が起こってるワケではありません。紙飛行機が見つかったのが偶然でも、それを拾って蓮治が決心しなければこのEDは迎えられなかった訳ですから。結末を告げたはずの紙飛行機が逆に蓮治を奮い立たせるきっかけになるとは思いもしませんでした。


 作品全体の評価はDVDで観返さないと何ともいえませんね。何より長いですしね、今の時点で。今後はカテゴリをちゃんと設けてまとめていきたいと思います。

 最後に、この作品を作ったスタッフの方々全員に感謝したいと思います。ありがとうシャフト、ありがとう美峰、ありがとうジェネオン、ありがとうminori(敬称略)関係各位にも感謝で。
 そして蓮治役の高城元気さんと千尋役のやなせなつみさんには最大級の感謝を。

 1クールお疲れ様でした。次に何かあるなら火村さんと優子の過去編だけをお願いします。それではまたDVD購入後に。

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