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zoom RSS 黒執事U 第八話「吐露執事」感想

<<   作成日時 : 2010/08/20 14:34   >>

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 両親を殺され、村ごと大切な家族を焼き尽くされ。大切な者を奪われ、喪失を重ねたその先にアロイスが見た景色とは何か。(以下、今回はギャグ無し)




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悪魔に願いを叶えてもらうには、それに見合うだけのものが無ければならない。
ただ無秩序に請い願い、全てを委ねる下賎な者に悪魔は価値を見出しはしない。




あらすじ:シエルとの決闘から、クロードの興味はアロイスから離れた。それを如実に感じたアロイスは現状から逃れようともがき苦しむが、蜘蛛の糸はあらゆる形でアロイスを囚えて離さない。どんなに逃げ惑っても、辿り着く先も行き着く結末も、変わりはしない。

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◆今回のタロット◆

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【死神/デス】

 ・望みどおりに事が進まないことを知り、一つのサイクルを終え、再出発への希望を表す
 ・古い物に区切りを付け、新しいスタートをすることの象徴
 ・すべての一時停止、新たなる希望、忍耐などを意味する

 正位置:一時停止、冷たい、気持ちがない、先に進まない、今が一番つらい時
 逆位置:だんだん良くなる、のんびり、マイペース、よりを戻す、もとに戻る

 ※引用元:タロットカード(Tarot)の意味


 ストーリー全体におけるカード全体の意味としてはクロードの再出発においてのアロイス破棄、正位置に関しては先には進めないし現在辛い状況下にあるアロイスをそのまま表現し、逆位置に関してはアロイスとの契約前の状態に戻りつつあるクロードを性格に表していると思います。

 あと、グレルの登場についても合わせていたのかなーとも思ったり思わなかったり。


■アロイス・トランシーの目指した先と末路

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 今回のメインは間違いなくアロイス・トランシーことジム・マッケンでしょう。

 両親を失った後、住んでいる村の人々に迫害されるも残った弟・ルカと泥を啜ってでも生きようとし、いつか村に復讐をしようと思った少年は、結局村を他人に滅ぼされた為に、自身でその目的を果たすことも出来ずに掛け替えの無いルカも喪い、自失の中でトランシー家に拐われる。

 トランシー家に拐われ、先代トランシー伯爵と初めて顔合わせした際に「薄汚い目をしている!汚濁が垂れ流さ続ける、排水管の錆の色だ」とまで言われたアロイス。現実に夢を見られなくなっていた彼は、同じ少年窟にいた少年から妖精を呼び出すまじないを聞いて、実際にそれを実行しクロードを召喚する。

 願いは無かった。何も残っていなかった。だが望む何かはあった。矛盾と揶揄されるも仮契約を取り付けたアロイスは、新しい生きる目的に「願いを見つける」ことを見出す。生きる目的があることは素晴らしい。生きる為に輝きを求めれば、薄汚い人間だって侍らせることが出来る。

 そしてクロードに、村を滅ぼしルカを殺したのがセバスチャンと知らされたアロイスは、セバスの望む魂であるシエル・ファントムハイヴを手に入れるように願った。

 死よりも強烈な苦痛を与える為に。

 アロイスのその言葉をして、クロードはアロイスは素晴らしいと言わしめた。

 だが、それを達成する為のアロイスの魂は何時しか脆弱なものになった。クロードが貪れるだけの高貴な魂を、アロイスは持ち合わせなかった。クロードが求めた穢された純粋さの中にある強さは、無い。

 アロイスが求めたのは結局喪ったルカの面影。一人で孤高に立つには強い心は少年にはなく、支柱となるべき依存したい誰かがいて欲しかった。ただ、それだけ。

 「俺の世界にはもう…お前しかいない」

 彼の真の願いは、愛を捧げ、孤独を埋めたい。執事に全てを預け、悪魔に媚びへつらってでも。

 悪魔の求めた魂は其処には無かった。クロードの目の前に映っていたのは、戯言を吐くだけの、願いを達成するだけの心の強さを持ちあわせていない、存在にのみただ利用価値のある肉塊。

 アロイスは死んでいた。元々、主役を張れる器でも無かったのだろう。


■死神は踊る、道化の如く。

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 セバスチャンは、ある人物の命によりアロイスの住んでいた村を滅ぼし、その人物の魂を喰らった。果たしてクロードの台詞は真実なのか。真実ならば、そのシエルの前の契約者とは誰か。

 そんな事は、まだどうだっていいんです。取り敢えずグレルの真骨頂ぶりに目を奪われていましょう。マダム・レッドの時もそうでしたが、死を天秤にかけつつ自分の求めるに足る相手である事を願い続けるグレルが好きです。

 万年発情狂みたいな3話のグレルは、一瞬の幻ですよ?狂ってるのはデフォルトですけど。

 前作黒執事でシエルに死を告げるアンダーテイカーの場面もそうでしたが、死神が死を告げるシーンというのはこうクるモノがありますね。

 アロイスは死を告げられても死中に活を見出すでもなく受け容れてましたが。


■ハンナ・アナフェローズとは?

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 泣いてお願いするしか無いほど嫌なのに縋りつかざるを得ないアロイスをどうとも表現しがたい眼で見ていたハンナですけど。

 何なんですかね、この子。

 今回のグレルの台詞を聞く限り悪魔らしいのは確か。ただ、どういったものかは不明。死人と契約を結べそうな当たり結構位階は高そうなんですけど…はてさて。


※次回、「虚(うろ)執事」※

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 「虚(うろ)」は何を意味するのか。シエルの魂の虚なのか。復讐相手のいない復讐についての虚なのか。シエルの水責めと「屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・」なセバスチャンに注目。

 

 今回はこんな感じで。ではまた。






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