総てはオレンジの為に

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zoom RSS 魔法少女まどか☆マギカ 第10話「もう誰にも頼らない」感想

<<   作成日時 : 2011/03/11 05:11   >>

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 「魔法少女まどか☆マギカ」は鹿目まどかが魔法少女という存在に翻弄される物語。そして、ある少女が一人のかけがえの無い親友を救う為に戦い続ける物語。(以下、悲劇は繰り返される)




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 運命を、変えてみせる。自分の為に。彼女の為に。





あらすじ:かつて、誰にも強く言えない気弱な少女がいた。名前を、暁美ほむらと言った。心臓の病気でずっと入院していたのから復学した彼女は、そのせいで勉強も出来なかったし体力も人並み以下だった。やがて塞ぎこんでいった少女は、不可思議な空間・結界へと迷いこむ。そして異形の怪物・魔女に襲われるのを打ち払ったのは、自分のクラスメイト・鹿目まどかとその先輩・巴マミだった。

 鹿目まどかはその頃の暁美ほむらにとって、太陽とも言える存在だった。変な名前だと卑下していた名前を肯定してくれた。頑張ってもっと格好良い自分になればいいと、励ましてくれた。

 彼女のようになれればいいと、そう…思っていた。

 だがワルプルギスの夜を迎え、巴マミを喪い孤立したまどかはほむらの制止も聞かずに魔女に立ち向かい…死んでしまう。その運命を、ほむらは嘆いた。そしてエントロピーを凌駕する願いをもって、暁美ほむらはキュゥべえと魔法少女としての契約を結ぶ。

 「私は、鹿目さんとの出逢いをやり直したい。彼女に守られる自分ではなく、彼女を守る自分になりたい!」

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 そして、時間が巻き戻る。

 暁美ほむらが退院する以前まで。彼女は嬉々として鹿目まどかに魔法少女として接し、巴マミや鹿目まどかと共に魔女を打ち払おうとする。時間操作の特殊能力があっても人並み以下の力しか無かったほむらは、爆薬の作り方を独学で学び…二人の支援もあって魔女を倒せるようになる。その時の感慨はひとしおだった、まどかも人一倍共に喜んでくれた。

 だが…ワルプルギスの夜の果てにソウルジェムの濁りきったまどかは魔女になってしまう。その事実を受け入れられず、ほむらは時間を巻き戻す。


 3周目。

 キュゥべえに騙されていると知ったほむらは、巴マミや鹿目まどか・美樹さやかにもその事実を伝えるが、その世界で敵対していた佐倉杏子のコトもあって信じてもらえない。挙句美樹さやかが魔女になったのを受けて、魔法少女がやがて魔女になるその事実に錯乱した巴マミがその場にいた佐倉杏子のソウルジェムを破壊し、銃口をほむらに向けて撃とうとするのをまどかがマミのソウルジェムを破壊することで止める…そんな惨劇を引き起こすことになった。

 悲嘆に暮れる中で、迫り来るワルプルギスの夜に立ち向かおうと手を取り合って涙ながらに誓い合うほむらとまどか。

 後悔なんて、あるわけなかった。

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 喩えワルプルギスの夜に力及ばず二人揃って打ち倒される結末であっても。

 共にソウルジェムを濁り切らせて魔女に変貌する最期の時を待つも、まどかは隠し持っていたグリーフシードでほむらのソウルジェムを回復させる。そして、暁美ほむらが唯一…彼女にしか出来ない時間操作でこの運命を変えて欲しいと願うのだった。

 「約束するわ…絶対に貴女を救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ず貴女を守ってみせる!」 

 暁美ほむらの決意は固かった。

 最期に魔女になって死ぬのは嫌だと縋った親友の願いを、自らの手を汚してまで叶える程に。

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 時間はまた巻き戻り、4周目を迎える。

 「誰も、未来を信じない。誰も、未来を受け止められない」

 ならば。

 鹿目まどかが魔法少女として契約を結ばないように、現れる魔女を全て自分の力だけで打ち払うしか無い。

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 「もう、誰にも頼らない。誰にわかってもらう必要もない」

 暁美ほむらは戦った。戦って戦って、戦い抜いた。いつしかほむらという名前が似合う、心に焔を宿した少女へと彼女は変質していた。

 しかし、到来したワルプルギスの夜…暁美ほむらは一人で全てを背負いすぎた。結果としてその隙をキュゥべえにつかれ、事もあろうにほむらを救う為に、鹿目まどかはキュゥべえと契約し…魔法少女になってしまった。

 最高の魔法少女としての資質を秘めていた鹿目まどかは、ワルプルギスの夜を一撃で倒し…そして魔女になった。最大の敵を倒した結果は、それしかない。

 最悪の結末を背にほむらは去ってゆく。戦わないのかと問い掛けるキュゥべえに、ほむらは呟く。

 「私の戦場は、此処じゃない」

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 5周目。

 「繰り返す…私は何度でも繰り返す。」

 「同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探す。…貴女を絶望の運命から救い出す道を」

 何度悲劇を繰り返しても、彼女は永遠に続くかもしれない流転に決着をつけようと、再び一歩。足を踏み進める。

 今までのコトを想い出すことは決して無くても、今までと変わらず名前で呼んでくれる…かけがえの無い親友の為に。

 「まどか…。たった一人の、私の友達。貴女の、貴女の為なら私は永遠の迷路に閉じ込められても構わない」


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■総ては鹿目まどかの為に

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 本格的にタイトル詐欺なんじゃないですかね。

 「魔法少女ほむら☆マギカ」とか「魔法少女あけみ☆ほむら」とかに改名すべきなんじゃないかと。

 いやでもまぁ、ポカーンですよね。気弱な感じのしたまどかは、本当の所は弱気なほむらを導ける存在で…挙句魔法少女になって現れるなりいきなり「クラスの皆には、内緒だよっ☆」とか口あんぐりですよね。でも家族の皆が言っていたように確かに良い子であり、こういう存在になり得たんですよね。そういう意味ではコレもありだなーと。

 何ていうか作品の現行の時間軸に存在している暁美ほむらを形成した切っ掛け・一要素として、一周目のまどかは存在していたのだなぁとしみじみ思いますよね。

 んでそんな鹿目まどかを守る存在になろうとして成長していったほむらは、3周目で鹿目まどかに「自分が魔法少女として契約して魔女になる…その運命を変革して欲しい」という願いを託されるっていう。

 その3周目のラストに慟哭の先にまどかを撃ち殺すシーンがキツい。本当に。

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 こうして何周もして運命を変えようと奔走するのですが、それでもマミは死んで杏子も死んじゃってさやかは魔女になって殺される終末を回避出来なかったワケで。それらはある意味決定された…忌避できない展開なんでしょうね。そういう展開を全部切り捨てて、ほむらが唯一叶えると願った誓い…それがまどかを魔法少女にせずにワルプルギスの夜を乗り越えるコトに行き着くのです、が。

 果たして今回待ち受けている結末が、まどかを絶望の運命から救い出す道になっているのかが問題なんですよね。ここまで鹿目まどかが是としてきたものを色々と否定して、その果てに本当の幸福を掴めとほむらは言ってくるのですが、それが本当に幸福なのかと言われれば…ウソなんじゃないですかね。

 暁美ほむらが導こうとしているのは4周して最適だと判断した結末、彼女が自分の中で解釈して紡ごうとしている最良のラストであって、それを鹿目まどかが良しとして受け入れるものではないと思うんです。

 多少の犠牲があった、でも鹿目まどかは救われて幸せになった。めでたし、めでたし…で納得してくれないと思うんですよ。鹿目まどかは。だってそれは、構造的にはキュゥべえ…インキュベーターが正当と主張するものとそっくり同じじゃないですか。

 でもその流れで行くと、どうやったら正当な解決策になるかって疑問に行き着くわけで。それが何なのかは次回を待つしか無いのでしょうね。


■あったかもしれない結末、最終的に行き着く消失点

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 3周目で、魔女になったさやかを打ち倒した先にマミさんが錯乱して杏子を殺しちゃうじゃないですか。そしてまどかがほむらに銃口を向けて引き金を引くマミを殺しちゃって、泣き崩れるシーン。 

 ああいうのって、何だかんだで視聴者が観たかった展開の一つではあるんですよね。

 魔法少女たちがボロボロになっていく展開を、そうして今回は何度も見せられる。

 でも、そういう展開を心の何処かで望んでいても結局は何とかならなかったのかって皆思うわけじゃないですか。何だかんだでハッピーエンドが良かったんだって。

 んで何とかなるんじゃないかって思う4周目でMagiaが流れて第一話のアバンに繋がり「うわー」ってなるんですよ。ああ、それでも駄目だったのか…って。

 もう悲劇は充分じゃないか。幸福な結末を望んでもいいんじゃないか。そう10話ラストのほむらの台詞を受けて、皆は思うんじゃないでしょうか。

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 ただ、不安なのはほむらが何周もする内にまどかの願いが…まどかが最強の魔法少女として存在するようになる程に大きくなってきているコトなんですよね。


★次回予告★

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「ずっとあの子たちを見守りながら、貴女は何も感じなかったの?皆がどんなに辛かったか、わかってあげようとしなかったの?」

「最後に残った道しるべ」

 さぁ、事態は混迷してまいりました。ある意味シンプルな展開、「果たして暁美ほむらは単独でワルプルギスの夜に勝てるのか」という点と「鹿目まどかは魔法少女として契約するのか」という表裏一体のヒキに至るんですけど、まどかは多分引っくり返すんでしょうね。

 今まで切り捨ててきた全員を救おうと。

 その為にまどかが行う選択がどういうものかはまだ分かりませんが、彼女が納得出来る結末に…出来れば自分たちも納得出来る結末を迎えられると、いいですね。

 個人的予想はほむらと一緒にループするに一票。でもそれじゃ残り2話で纏まらないしなー。悩ましい所です。

 皆さんも最良の結末を考えてみては如何でしょうか。リスクは本放送での展開に絶望するコトです。ええ、リスク開示もしたんで、それでも進みたい方はどうぞ。


 では来週を期待して待ちたいと思います。

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 なんでしょうかね、彼女たちが悲劇を繰り返してきたのには変りないのに…この明るい気持ちは。



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魔法少女まどか☆マギカ 第10話 もう誰にも頼らない
第10話のあらすじ ...続きを見る
crystal cage
2011/03/11 05:35
第10話 『もう誰にも頼らない』
本文はネタばれを含みます。ご注意ください。画像はクリックで拡大されます。 こ れ は や ら れ た  コネクトの歌詞に、この物語の全てが込められてたんですね。いや‐、何というか…ほむら好きで良かった。千和さんの演技が、これまた素晴らしかったです。 さて、どうやってまとめましょうかね。ただでさえ稚拙な文章しか書けないのに、書きたい事がいっぱいありすぎて、全然まとまらないやw では、以下レビューです ↓ ...続きを見る
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こんなに泣いたのも久しぶりですね・゚・(ノД`;)・゚・ ...続きを見る
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2011/03/11 11:52
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 ほむらはすごいですね。 ...続きを見る
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アケミホムラさんが登場。なぜか、メガネにダブルオサゲの転校生として登場。そして、マドカが保健室に案内してあげるという。なんかデジャブ。そして、ホムラさんは勉強ができず、... ...続きを見る
ぺろぺろキャンディー
2011/08/21 22:46

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
スーパーナチュラルのトリックスターの話を思い出した
つげ
2011/03/13 23:21
ワルプルギスノの夜ってほむらじゃねえのか?
きゅうべえ
2011/03/14 22:14
聖ワルプルギスに対する挑戦としての魔の祝祭をワルプルギス夜という。他の魔女は○○魔女と名乗っているのにこいつだけ特別扱いなのは意味があるに違いない。
自分で魔女、魔法少女という自作自演をしている。
・1週目の世界とその後の世界では前提に違いがありすぎる。
・ほむらは自分の力を限界まで使って過去にさかのぼりった上で魔女(ワルプルギス夜)になることで箱庭的世界が完成する。
きゅうべえ
2011/03/14 22:42

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