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zoom RSS 魔法少女まどか☆マギカ 第11話「最後に残った道しるべ」感想

<<   作成日時 : 2011/04/22 07:31   >>

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 因果は消失点へと収束していく。誰にも止められないまま、この世界はまた運命の時を迎える。(以下、もう唖然とするしかない)




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 貴女を守りたくて、貴女を幸せにしたくて。





あらすじ:時間遡行者、暁美ほむら。自分の望む結末を求めて自分が退院する一週間前からの一ヶ月間を何度も遡行して物語を繰り返してきた。しかしそれは、絡め取られてしまった因果の糸が全てまどかに集約するコトに繋がり、結果としてそれが背負い込んだ因果の量としてカウントされ魔法少女としての測定できない程の素質を秘めるコトになった。

 総ての元凶としての鹿目まどかが存在する事実に頭を抱えるほむら。刻々と時は過ぎてゆく。


 某日、美樹さやかの告別式。行方不明だった彼女は市内のホテルで死体となって見つかった。

 さやかも、杏子も死んでしまい悲嘆にくれるまどかの元に現れるキュウべぇ。インキュベーターと魔法少女の関係は人類が生態系において家畜に課している関係と同種ではないのかという疑問をまどかに投げかけ、そしてまどかに有史以前からの干渉してきたインキュベーターと人類のつながりの歴史を見せる。

 それでも、まどかは疑問を拭い切れない。魔法少女になった皆は真実を伏せられ…騙されていたのだから。だがキュウべぇは、皆が魔女となるその崩壊に導いたのは総て魔法少女自身の祈りがそもそもの原因だと。

 今までに積み重ね、流されてきた血涙の果てに今の自分たちがあるのなら、今更数名の人類の生き死にが何になるというのか。

 キュウべぇの持論は、どうあってもまどかに受け入れがたいまま、ただ雨の音だけが響いていく。


 まどかはほむらの元を訪れる。ワルプルギスの夜、ただ一度具現化しただけで数千人の命を奪ってしまう脅威について知ったまどかがほむらを助けようと動こうとするのを、ほむらは虚勢を張って押しとどめようとする。

 一人では無理だと言われてる相手に対して結託して立ち向かおうとしていたハズなのに、杏子に顔を立てていたのだと嘘をつくほむらの、その嘘をまどかは察してしまう。

 とうとう堪え切れなくなって、ほむらは真実を伝える。


 「私ね、未来から来たんだよ」


 ズレていく、整合しない結果の果てに迷子になってしまったほむらにとっての最後の道しるべ。それがまどか。

 だから守らせて欲しい。それが暁美ほむらが暁美ほむらである為の矜持なのだから。


 そしてワルプルギスの夜が、来る。

 象の隊列を引き連れて、災厄の魔女が現れた。今までの総てを結集した、ほむらの怒涛の攻撃。だが、それでも魔女は燦然と君臨し続ける。


 何故ほむらは戦い続けるのか。それは諦めれば…立ち止まれば魔女になるコトと同義だから。

 絡め取られた因果の糸、それはほむらにも巻き付いていた。避難先の体育館で、まどかはキュウべぇに問い掛ける。

 「希望を持つ限り、救われないって言うの?」

 「そうさ」

 絶望は変えることの出来ない結末なのかもしれない…有史以前からの魔法少女の結末を見てきた今でも、まどかはそれを受け入れられない。決意の定まったまどかの前に立ち塞がる絢子。私でなきゃダメなのと言い張るまどかの頬を絢子は叩く。親の精一杯の制止。でも、まどかは揺らがない。

 自暴自棄じゃない、でも今行動に移さないと全てが無に還る。今自分の決めたコトが正しいと信じた決断だと思えるから。決意に満ちたまどかを、絢子はその肩を叩いてそっと送り出した。


 何度やっても、ワルプルギスの夜は揺るがない。魔力も尽き、何度やっても勝てない事実に…今まで自分が為してきたコトは無駄ではないかという疑念に、ついに絶望しかける暁美ほむら。

 その黒ずんでいくソウルジェムを抱えた左手を握ったのは、彼女が守ろうとした鹿目まどかだった。

 ほむらの視線の先には、まどかの傍らに寄るQBがいた。

 振り向いたまどかは、はにかみながらほむらに一言告げる。

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「ごめんね、ほむらちゃん」



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■最良の結末を迎えられない哀しみ

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 これまで鹿目まどかを殺さない、魔女にしない結末に到達する為に時間遡行者として何度も出会う前からの一ヶ月間を繰り返してきた暁美ほむら。でもその努力もむなしく、むしろ悪い結果をもたらしているのだと知り苦悩することになります。

 キュゥべえが冒頭で打ち込んだ楔もあって、ワルプルギスの夜に敵わない結果を受け入れてソウルジェムを絶望に染めていくんですが、そこに現れたのは他ならぬ彼女が守ろうとした鹿目まどかでして。


 11話ではひたすら足掻き続ける、自分が今まで築いてきたものを崩されるのが辛くて、自分が叶えようとした願い…祈りの為に戦う暁美ほむらが、もうただただ格好良くて、胸を絞めつけてきます。

 今まで積み上げてきた虚勢(と言っちゃっていいでしょう)が剥げて、まどかに感情を吐き出してしまう部分とかもうただただ認めるしか無いですもん。10話観たら今までよく頑張ったよって言うしか無いじゃないですか。

 「私は、鹿目さんとの出逢いをやり直したい。彼女に守られる自分ではなく、彼女を守る自分になりたい!」

 ほむらが魔法少女になる時に叶えたいといった願いはいつか変節して、まどかを守る存在であることが自分の存在意義であるという形に収束していきました。しかしまどかとの願いをやり直す度に強くなったほむらと初めて出逢ったばかりのまどかとの間にはズレが生じてしまい、結果第一話の噛み合わない会話になる訳です。

 自分が胸を張ってもう一度逢いたい鹿目まどかは存在し得ない。だからこそ、まどかを守る自分でありたいという祈りだけはひたすらに保持したいと、そういう思いをもって現在のまどかに頼み込む訳です。

 今までの全てが嘘になるコトに等しいから。


 んでワルプルギスの夜ではもう絢爛豪華っていうか、良くここまで集めたなというしかない現代武器のオンパレードですよ。TOWしかりバズーカしかりワルプルギスの夜の落下先に仕込んだ爆弾といい、もう呆気にとられるしか無いです。時を止めての全弾斉射もそうですしトラックを操っての突貫もそうですし、何かもう( ゚д゚)ポカーンって。( ゚д゚)ポカーンってなっちゃうんですよね。


 それでも倒せないのがまた憎らしい訳ですが。

 結果魔力切れでボロボロになって絶望しかける時にまどかが現れるのです。


■まどかは最悪の結末を受け入れない

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 鹿目まどかはキュゥべえに出逢うまで、魔女や魔法少女の存在を知るまでは何の変哲もない少女でした。しかし、今やその身には暁美ほむらの祈りを一身に受け魔法少女としてのシステムを仕組んだインキュベーターでさえ測定できない程の素質を宿すコトになりました。

 そんな彼女はやっぱり佐倉杏子の死を経ても、魔法少女の宿命を、魔女になった美樹さやかのような哀しい結末を受け入れられずに燻ります。自分に何が出来るのか、何かがしたくて暁美ほむらの住まいに向かうわけで。

 ワルプルギスの夜は魔法少女単体では防げないコトを知っているまどかは、ほむらの虚勢を見抜いて彼女の本音を引き出します。語られたコトは容易に想像できない、途方も無い事実。まどかは結局ほむらの決意を変えられないままワルプルギスの夜が登場するその時を迎えます。

 何故そこまでして暁美ほむらが戦うのか、それが鹿目まどかには解らなくてキュゥべえに相談すると、極めてシンプルな答えを返されます。「彼女が立ち止まることは絶望して魔女になるコトと同義だ」と。「過去に巻き戻して世界を変えようとする意思の喪失こそが、暁美ほむらにとっての死だ」と。

 事態は最悪の結末へと、一歩ずつ着々と向かっていました。


 これまでに呈示された自分の可能性。なりたかった自分の理想型。守りたい自分の大切なモノ。

 全てを、一つに束ねられるのなら。


 自分でなきゃ出来ないコトを実行する為に、まどかは一人ほむらの元へと向かいます。

 そして、魔法少女になると、そうほむらに告げるのです。


 叶えたい願いを胸に秘めて。


★次回予告★

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「『希望を抱くのが間違いだ』なんて言われたら、わたし…『そんなのは違う』って何度でも言い返せます」

「きっと、いつまでも言い張れます!」

『わたしの、最高の友達』


 一挙放映だったので、解答は最終話に持ち越されます。まどかの叶えたい願いとは。インキュベーターの思惑を超えられるのか。ワルプルギスの夜に勝利できるのか。ほむらの求める幸せな結末は存在しているのか。

 全ては、11話ラストでほむらの想いを受け止めたまどかが明かしてくれます。


 ではまた最終話感想で。




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2011/08/21 23:44

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
本当に泣けたこの回のお話
引き留めるお母さんが怖くて怖くて
きらら
2012/12/08 20:31

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