総てはオレンジの為に

アクセスカウンタ

zoom RSS BLOOD-C 第五話「めぐりあひて」感想

<<   作成日時 : 2011/08/06 04:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 五里霧中。どれだけ考えても霧が深くなるばかりで、真実は見えてこない。(以下、来週はお休みです……ええええ)




画像

 あ、一週間が空くからそれに見合ったヒキを…というコトですね!





[粗筋]
 更衣小夜は再び<古きもの>3匹との戦いの場となった湖畔を訪れていた。あの時、戦闘が終わってから神社に戻ってくるまでの記憶は途絶えている。それは何故かを無意識に紐解こうとした瞬間、血が逆流するようなおかしな感覚と共に激しい頭痛に襲われる。その場にうずくまりそうになる小夜の元にカフェ「ギモーブ」店主・七原文人が通りかかり、彼女の体調を気遣う。彼の手助けもあって辿り着いたカフェ「ギモーブ」で小夜は話をしている内に微睡み、カウンターで眠りに付く。

 日は変わり、得られた安寧も束の間、小夜はまた<古きもの>を討つ為に霧深い浮島の町を駆けていた。気配を追い、辿り着いた人気のない公園。錫杖の音と共に現れたのは、虫垂衣をかけ市女笠を被った平安時代の旅装束を思わせる出で立ちの人の形に見える<古きもの>であった。前回羽のある<古きもの>に指摘された通り、戦いの術を知らない小夜は繰り出される棒術に翻弄される。余裕を見せるかのような姿勢を見せる<古きもの>は、これまでのものと同様に語るのであった。「全ては、約定を守らぬ咎めである」と。劣勢の小夜は再び覚醒して、徒手で<古きもの>を討つ。
 人と<古きもの>が交わした約定とは何か…思案する小夜の元に、今まで何度も通学途中で目にしてきた犬が現れる。それに気付いた小夜だが、犬が口を開くと同時に激しい頭痛に襲われ気を失う。真実は霧の中に消え、小夜の意識は闇の底に沈む。

 雨の日。私立三荊学園2のB。小夜はここ最近の体調の悪さに物憂げな表情を見せる。そんな彼女をよそに、授業が自習時間になったコトを利用して怪談話をしようと盛り上がる級友たち。かくして怪談大会が始まるのだが、リアリティが足りないせいか今ひとつ怖さが出てこない。そこで監督していた担任の筒鳥香奈子は、この浮島に伝わる伝承について語るのであった。
 本当にそれがあるのかと信じてしまいそうな…でも未だ疑わしい面持ちの級友たちに対して、小夜は確実にそれが<古きもの>のコトを言っているのだと判った。やがて話が人と<古きもの>が交わした約定について語られようとした所で、再び小夜は血の流れがおかしくなる感覚に襲われ遂には倒れてしまう。朦朧とする意識の中、駆け寄った時定慎一郎の呼び声だけが遠くで響く。

 放課後、神社の書庫で調べ物をする小夜。<古きもの>についてより良く知ろうとした彼女は、書物に記されているものと今相手にしているものとで何らかの違和感があるように感じた。それが何であるのかを深く考えようとした所で境内から呼び掛けられて小夜は書庫をあとにする。

 神社を訪れたのは、怪談話をしようと言い出した求衛ねねだった。謝罪する彼女に気に病まないでと語る小夜。流れる和やかな雰囲気。それを打ち破ったのは、土の中から現れた<古きもの>であった。悲鳴をあげるねねを庇いつつ、小夜は<古きもの>を睨みつける。

 友を守ろうとする小夜の戦いが始まろうとしていた。



画像




◆今回の百人一首◆

画像

【百人一首(五七番):めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな(紫式部)】

現代語訳:せっかく久しぶりに逢えたのに、それがあなただと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。

※引用元:小倉山荘『ちょっと差がつく百人一首講座』

 月に託して、旧知の仲と再会することが出来たが積もる話も出来ずに早々にまた別れてしまった寂しさを詠んだ歌だそうです。これが詠まれた背景には、詠み手の紫式部が一時期都(平安京)から離れて遠国の越前(福井県)で過ごしていたという経験がありまして、今回の<古きもの>の衣装も平安時代の旅装束でしたし、そういった部分も重ねてみるとまた違った感慨深さがあるかもしれません。

 本編の内容と照らし合わせてみると、小夜に封印された記憶・ないしは物語における真実というのが一瞬…少しだけチラつくんですけど、全てを明らかにせずにただ混乱させるだけでしかないというのが綺麗にシンクロ出来ていると思います。


■小夜と文人・唯芳の関係

画像

 唯芳の古くからの友人で、カフェ「ギモーブ」のマスター・七原文人。物語も折り返しに差し掛かる頃になって急激に存在感を色濃く出してきています。

 前回のモノローグであった「憎しみの裏返しは愛情」の言葉通り、今ある小夜との関係は偽りのものなのでしょうか。二人のやり取りは和むといえば和むんですけど、怪しさしか感じられないあたりどうかなぁと思ったりで。

 そもそもを言えば、何故更衣親子に文人がくっ付いているのか。逆に言えば『何故文人は更衣家にこだわるのか』というコトになる訳で、きっとそれが手がかりになると思うんですが、今のところ核心に触れるようなコトは皆無で何もわからないんですよね。

画像

 手がかりになるとすればOPの1カットですか。左から唯芳・文人・小夜となります。小夜は文人と背を向けるように立っており、本編での親密さとはどことなく疎遠な感じを漂わせています。そして唯芳は踏切に背を向ける形で正面を向いている。3人の周りにあるのは桜の花びらが舞っていて、そこに枯れた木が2本、そして踏切と2つの月。

 桜の木や2つの月についてはわかりませんが、気になるのは踏切です。この作品、1話の冒頭からちょこちょこ電車のカットを挟んでいます。三話でも電車に取り憑いた<古きもの>が出てきましたが、それとは別に小夜の記憶の深い部分で電車が関連する出来事が絡んでいるように思えます。
 仮説ですけど、この3人は一度何処か都会で暮らしていて(都会に出掛けていたでも良い)、その時に起こした事件が元で小夜は記憶を封じられているのではないでしょうか。少なくともここまで重ねてきておいて「何の関係もありませんでした」は無いと思いますから、本編で何らかの答えを導き出して欲しいです。

 小夜の母の死も絡んでいると尚良し。


■暗夜行路

画像
  
「人は…理解出来ないことに遭遇した時、どうするのか。そう、『考える』んだ。『それは一体何なのか』、『なぜそうなったか』、『どう受け止めればいいか』、『これからどうすればいいか』。…でもね。考えれば考える程、それは不思議と『本質』というものからズレていってしまう。そう、『思考が邪魔してしまう』んだ。『本能が欲している事』を…『本当の答え』を……」

 相変わらずのモノローグですが、今回は本編の内容と綺麗にリンクしていたと思います。考えれば考えるほど真実からは遠ざかり、小夜は深みにハマっていきます。ラストでの小夜とねねの会話とも繋がっていたりで非常に良いものだと感じました。

 では、それとは違う一連のモノローグとのつながりを考えてみましょう。
 「人の内面を作るのは何か」と問いかけた一話、その答えの一つとして『時間』を挙げた二話、人の根本の変化について疑問を呈した三話、人の愛憎について述べた四話ときて、ココで「理解出来ないことに遭遇した時、どうするのか」ですよ。

 うーん、わからない・・・。本意が見えない・・・!
 もしかしたら三話の「人の根本について」から続く話かもしれませんが、確実にそうであるとは言えません。


 …ただまぁ一つ確実に言えることは視聴する側もこうして考えれば考えるほど深みにはまるんではないかと、そういうコトだけは揺るがないんじゃないかなと思います。というコトにしましょう。

 思考放棄じゃないですってば!


■語り継がれる<古きもの>、今在る<古きもの>

画像

 頭部が丸々目玉だったのを知った時の驚きたるや、といった今回の<古きもの>でした。どこから喋っていたのでしょうか…。棒術だからまぁ殺傷能力は低かったわけですけど、戦闘としては甞められてた形になっていて「ここから修行パート!?」とか思って少し焦りました。

 何度か観てわかりましたけど、元々霧の天候だった所に袖口からわざわざドライアイスか何かで人工の霧を出して視界の悪さをかけ増しした所で小夜に攻撃を仕掛けたんですね。そして多分一撃目で刀に目に見えにくい糸を絡ませて、小夜の動きをほぼ完璧に把握できるようにした。それがわかったから、覚醒した小夜はあそこで刀を置いて貫手でフィニッシュした訳ですね。
 解説セリフなんか無いからこっちで観て把握するしかないので不親切なトコもありますけど、わかると「面白い戦い方だなー」なんて思えます。

 しかし何で小夜を殺さないのかという疑問には一考の余地がありますね。これは彼女に戦い方を教えているのか、彼女に何かを伝えようとしているのかのいずれか…或いはその両方なんじゃないかとも考えられます。

 「約定を守れ」。これを何故<古きもの>が再三に渡って警告するのかが今イチわからないんですよ。力関係で言えば優勢なのは間違いなく<古きもの>であり、約定はそれに付随した枷みたいなものだと思える所があります。ならば「約定を破るのであればこちらも破棄する」という形になって、人里に総攻撃〜みたいな安直な形でなくともより自由に動き回っても良いのだと思うんですがそれをしない。

 これは約定を守らなければ<古きもの>にも不利益が発生すると考えても良いでしょう。果してそれが何なのか今はわかりませんが、確実に話のキモにはなってきそうです。人がした決意とは何であるのか。


 あとは今回小夜が感じた違和感ですね。「何が違うのかちょっと少しだけでもいいからハッキリ言えただろう」とは思うんですが、そこはご愛嬌。何がおかしかったのかと考えると<古きもの>の姿形でしょうか。見る限り一部の<古きもの>は明らかに何かに取り憑いたものではない存在があったように思えます。何というか人造的といいますか。

 そう考えるとBLOOD-PEDIAに掲載されている<古きもの>の写真が限定されているのにも納得が行きますし、今まで見てきた敵の中で<古きもの>じゃない別の怪物がいてもおかしくないかもしれませんね。名付けて人造<古きもの>。…語呂が悪い。

画像

 となると確実に筒鳥センセは絡んできてますよね!間違いなく人造<古きもの>の開発者ですよ!ここまで来て関係ないとは言わせませんよ!!そうなったらどうなるかと言えば人間と<古きもの>が結託している可能性も出てくるわけで・・・うーん、面白くなってきたかもしれない!

 ののじゃなくて筒鳥センセが喰われて欲しい、それだけかもしれない!


◇次回、第六話「かぜをいたみ」◇

画像

【百人一首(四八番):風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな(源重之)】

 あまりにもそのまま過ぎるので内容に関しての言及は次回に回して、今回は次回予告に挿入された会話も載っけてそれについて話しましょう。

****************

「「ねぇ小夜ちゃん。私たち、どっちが『ねね』でどっちが『のの』か判る?」」
 「ええと…右がねねさんで、左がののさん?」
 「正解〜!」「すご〜い、何で判ったの?」
 「何ででしょう、何となく…」
 「じゃあ今度はどう?」

「「「この中に、本物の『ねね』はいるでしょうか?」」」

 「ねねさんが…三人!?」

「「「ねぇ、当ててみて?アハハハハハ!」」」

 「次回『BLOOD-C』、『かぜをいたみ』」

****************

 ちなみに。求衛(もとえ)のの・ねねの見分け方は、前髪のエビが「ノ」の字になっているのがのので反対がねねです。いないはずの三人目はガガと言います。


 ラストの展開からこの次回予告がきて、ナチュラルに狂っちゃってるなーとか思ったんですがみなさんどうでしたか。遂に次回予告でも人が喰われるカットが出てきたので、間違いなく本編はもっと酷い展開が見られるでしょう。もしかしたら小夜の記憶について明らかになるのかもしれない。

 以前から提示した「級友が小夜を特異ではなく異常と見なした時に何が起こるのか」の答えの一つが明らかになるのかと思うと気になって眠れないです。来週は眠れるんですけどね!おやすみですから。
※MBS(毎日放送)は来週同じ時間にアイマスやります。


 いやでも今回はラストに驚いちゃって、それで勢いづいて記事も早々と書きあがったのでホッとしています。次回もスムーズに記事作りたいです。


 ではまた再来週、18日以降にお会いしましょう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
BLOOD-C 第五話「めぐりあひて」感想 総てはオレンジの為に/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる