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zoom RSS BLOOD-C 第九話「こころにも」感想

<<   作成日時 : 2011/09/10 01:55   >>

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 一つの舞台装置が役目を終える。真実は見えぬまま、終焉だけが刻々と近づく。(以下、小夜の賢者モード凄いすごいスゴーイもっと早くから発揮して)




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 最終話までネガキャンしません。絶対に。ぐぬぬ。




[粗筋]
 その日、私立三荊学園で惨劇が起こった。

 校庭に現れた<古きもの>が小夜の所属する2年B組を襲い、多くの級友の命が絶たれたのだ。御神刀を抜いた小夜が応戦するも被害は広がる一方で、かろうじて教室から脱出した者たちも<古きもの>に喰らわれるか戦闘のあおりを食らうかして死んでいった。

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 小夜は守れなかった。

 戦闘の最中、何かに阻まれるように彼女の頭に痛みが走った。刀の形をした光が赤く染まっていく。

 <古きもの>に襲われようとした級友を助ける為に防戦する。防ぎきれずに死なせてしまう。

 蹴飛ばした<古きもの>が階段の踊場で座り込む級友をとらえた。だが、その時小夜は頭痛に苛まれうずくまっていた。何かを噛み砕く音が聞こえる。動けない。慟哭するしか無い。

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 約束は、守れないのだ。

 屋上で<古きもの>に貫かれて亡くなった親友が、親友の網埜優花の屍が、そこに辿り着いた小夜の瞳に映った。視界が赤く染まった。覚醒した小夜は<古きもの>を討ち果たした。

 かろうじて難を逃れた鞆総が小夜の元に駆け寄る。鞆総は今起きた全てが理解できずに小夜に問う。「君は何者なんだ」、と。その問いに決まりきった答えを返す小夜の瞳は虚ろで、濁っていた。うろたえながらも、鞆総はふらつく小夜と共に何処か安全な場所へと向かおうとする。その彼らの前に現れたのは、担任の筒鳥香奈子だった。筒鳥は、朦朧とした意識の小夜に一言だけ告げる。

 「更衣小夜さん?これ全部、アナタが殺したの?


 記憶が途絶えた。小夜はまた自分の部屋で目を醒ます。罪の意識に心体が揺らぎ、じっとしていられず覚束無い足取りで夜の境内に出る。

 気付けば足元にいつも現れるあの犬がいた。終りが近いと、犬は小夜に告げた。

 また犬は小夜にこう命じる。約束は誰としたのか、小夜自身は何者であるのか。それらの答えを見つけ出せ、と。そして何故いつも答えを探ろうとすると何かに阻まれるのかをかんがえろ、と。言葉の意味を考えようとする小夜の前に、時真慎一郎が現れる。

 無事でよかったと言う時真に、小夜は皆を失ってしまったと悲しむ。皆を守れなかった。…皆?

 つと、流れようとしていた涙が疑問に堰き止められた。

 小夜は時真に問いかける。

 何故、登校の報せは学園の生徒全員に届けられた筈なのに、あの時いた生徒は小夜のいる2年B組の生徒たちだけであったのか。

 そして、あれだけの出来事があってどうして時真はここに来られたのか。

 時真は何かを言い淀み、溜め込んだ感情を小夜に告げる。好きだからだ。しかし小夜はその答えに合点がいかない。

 同じクラスにいた?好きになる切っ掛けは幾らでもあった?

 「私、あなたとどれくらい一緒にいましたか?」

 時真が何かを言おうとしたが、それは境内に現れた唯芳に阻まれた。しばしの沈黙の後、時真は「まだ話は終っていない」とだけ小夜に告げて神社を去る。

 時真が鳥居をくぐり石段を降りていくのを眺めた後、小夜は唯芳に一つの事実を告白する。


 母の名前がわからないのだ、と。


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◆今回の百人一首◆

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【百人一首(六八番):心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな(三条院)】

現代語訳:本当は死んでしまいたいくらいだけど、心ならずも生きながらえてしまったなら、今眺めているこの夜ふけの月が、きっとさぞかし懐かしく思い出されてくることだろうなあ。

※引用元:小倉山荘『ちょっと差がつく百人一首講座』

 今回は小夜の心情にかぶせてのチョイスかと思われます。本編で引き起こした罪に対しての裁きみたいなものが無い以上あんまり呑気な事を言わないで欲しいぐらいの反応はしたいですが、そこは引っ込めておきましょう。


■叶わぬ約束と欠けた記憶

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 流石に擁護出来なくなってきたぞと思いつつ、今回も感想頑張ります。

 まずは冒頭、例の謎の独白から始まります。 

「そう、『約束』だ。君が約束を最後まで守れるのか、それとも…自ら破ってしまうのか。全ては君次第だ、小夜」

 最初の一言に聞き覚えはありませんでしたか。そう、第七話の謎の独白と同じなのです。

七話

「そう…『約束』だ。二人で試すと決めた事に、この約束は必要だから。そして、この『実験』には他の準備も必要だね。二人の主張…どちらが正しいのかを証明する為の実験だけれども、これは二人だけでは無理だ。…さて、準備に取り掛かろうか。小夜……」

八話

「そうだね、折角の『実験』だ。やるからには『勝者』と『敗者』を決めないと。そして勝者には『褒美』を、敗者には…『罰』を。小夜、君は勝ったら何が欲しい?負けたら、何を奪えば死ぬより辛いだろう?ねぇ、小夜……」

 こうしてみると、一連の独白の相手は小夜ではなく他にいる別の誰かなのではないかという気がします。文人さんが主犯なのは確実としてもう一人、そう筒鳥先生とか。

 全ては妄想の域を出ませんが、研究者である文人と筒鳥が<古きもの>と小夜を巡って意見を対立させた為にある実験を行う事になり浮島という土地を実験場として設定し展開されてきたのがこれまでの話なのではないかっていう想像も出来ますよね。

 そうなれば小夜の疑問にも納得のいく回答が与えられると思うんですけど。

 ただそうなると唯芳さん可哀想ですよね。実験のダシにしかなってないといいますか。

 多分違うと思いますけど。七話の鎧武者の<古きもの>の台詞と噛み合いませんし。

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 あと今回はついに小夜が今まで散々放置してきた疑問を解明しようと動き出しましたね。遅いぞっていうツッコミは禁止。

 母の名前が無いことがあと三話ぐらいの鍵になっていくみたいですが、どれぐらい活用されるのかはハッキリしないですね。真実を話そうとした唯芳がバッサリ殺される可能性だってあるわけですし。

 とにかく早く謎を解き明かしていかないと最終回を前にして愛想つかされますよ、と思いながら〆たいと思います。


◇次回、第十話「ふくからに」◇

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【百人一首(二二番):吹くからに 秋の草木(くさき)の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ(文屋康秀)】

小夜「母様の名前も、顔も、わかりません…。わからないんです…。」 
唯芳「小夜…」
小夜「小夜…?私は、更衣…小夜…?

 ちょっと一旦自分の中での感想を書くモチベーションを高める為に今回は短めにしました。正直ここ数回息切れ感が半端なくて今回の内容でぐったりきた形です。本当に書くことがないです。

 今まで連続して感想記事を書いて来た作品は2つしかないんですけど、どれも必ず「打てば響く」ところがあったんですよね。こうなんじゃないかなっていう予想に対して毎回何らかの形でアプローチを返すというか。今回はそれが間延びしていて辛いです。

 一クールあって九話まで謎の解明に殆ど手をかけずに引っ張るってそりゃないでしょう…。これならまず一話を最終話の内容にして二話から一話の内容に持っていくみたいな構成の方がずっといいですよ。

 …ネガキャンじゃないですよ。

 とにかく小夜が今までやらかしてきた事に対して何の言及も存在していないのは想像以上にマズいなーと思いました。自分は今回でそこら辺をやってくれると思っていたので今まで何もツッコまないでいたんですが、まぁ…今回の内容がこうだったんで。

 終盤にかけてやってくれるのかなー。それとも「彼女はただ利用されてただけなんですよー罪はないんですよー」という形になるのか。そうなっても誰も納得しないと思うんですけどね。何でかは実際にそんな展開になってから言います。あんまりそんな嫌な想像はしたくないです。

 では今回はここで筆を止めて。次回を待ちましょう。


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◎BLOOD-C第9話「こころにも」
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ぺろぺろキャンディー
2012/01/14 21:26

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