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zoom RSS BLOOD-C 第六話「かぜをいたみ」感想

<<   作成日時 : 2011/08/19 15:42   >>

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 むせ返るような血の臭いの中、ただ立ち尽くすだけ。(以下、ニコニコでは光消えるのかな)




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 紙をくっきりと折り目をつけて半分に折った、そんな感じの6話。
※紛らわしいので今回粗筋ではののを斜体にして表記してます。




[粗筋]
 突如浮島神社に出現した<古きもの>。求衛ねねと一緒にいた小夜は、自然と彼女を守りながら戦おうとする。恐怖心に判断を委ねて一人になろうとするねねを庇いつつ、傷を追いながらも境内を抜け、回廊を渡って本殿へ。唯一対抗できる御神刀を手にする為に。
 だが、本殿に辿り着き刀を手にした小夜が振り返って目にした光景は無残に<古きもの>に呑み込まれようとするねねの姿だった。心の中にある全ての感情を断ち切り、覚醒した小夜は<古きもの>を御神刀で貫き討ち果たす。決着は、ねねが履いていた靴が落ちるのと同じだった。我に返り、小夜は惨状に慟哭する。

 一日が明け、戦いで負った心の傷を引きずりながらも父に渡された御神刀を片手に登校した小夜。ねねの席と共に求衛ののの席も空席になっている事に心が抉られる。その日はねねも含めた一連の失踪事件に重きをみた結果休校となった。

 まばらながらも人通りのある町中を一人下校する小夜。そんな彼女の元に、外見をねねに似せたののが現れる。戸惑いながらも「のの」と呼ぶ小夜を訝しみ、ののはねねが小夜の元を訪れたあの日に何があったのかを詰問する。返答出来ないでいる小夜は、妙な光景を目にした。

 ののの足元から延びた影が、人を喰らったのだ。それが<古きもの>がののの影に取り憑いたからだと気付くのにしばらくの時間を要した。町中での戦い。はっきりとした形の定まらない敵に覚醒した小夜も苦戦する。やがて影が、小夜の足を捕らえ腕を掴み体の所々に牙を突き立てる。痛みからくる叫びも影の<古きもの>に取り込まれ、やがて小夜もののと同じ様に地の底に沈んでいく。しかし一瞬の隙をもって小夜は内部から<古きもの>を斬り払う。影が霧散していき、<古きもの>が朽ち果てていく。

 あとには、人が喰らわれたのだというコトだけがありありと判る血溜まりが広がった。


 ののの姿は見当たらなかった。小夜が見つけられたのは唯一つ、血溜まりに落ちる片方の靴だけ。



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◆今回の百人一首◆

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【百人一首(四八番):風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな(源重之)】

現代語訳:風が激しくて、岩に打ち当たる波が(岩はびくともしないのに)自分だけ砕け散るように、(相手は平気なのに)私だけが心も砕けんばかりに物事を思い悩んでいるこの頃だなあ。

※引用元:小倉山荘『ちょっと差がつく百人一首講座』

 今回は直接的すぎるかなと思いつつも、徹底的に小夜が苛め抜かれます。ののねねのコトもそうですし、自分の心の中にある不可思議な記憶もそうですし。これまでで一番内容と合致している歌だと思います。

 歌の中にある「岩」や「相手」が何であるかは、多分真実を明らかにしない登場人物たちであろうかと。



■永遠に揃う事のない…

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 ののねねがさようならですよ。ねねさんはもう小夜が御神刀を手にしたシーンで一緒にいなかった時点で覚悟していました。ののは、まさかだったなぁ。あの話の流れから喰われるのかなとか思ったら、まさかの「影に<古きもの>が取り憑いてた」ですよ(亡くなるのは確定していた)。小夜にとっての日常の象徴でもあった彼女たちが亡くなってしまったコトで、今後はもっと荒んだ空気で物語が展開していくのでしょうか。

 もう日中に御神刀持たされてるあたりで間違いなく日常は破綻してるんですけどね。

 今回最後の描写で片側だけ残った靴が映しだされるんですけど、双子とかけてたんでしょうね。冒頭でねねが亡くなるシーンでも片方の靴が脱げるんですよ。バラバラに落ちた靴→靴が揃わない→双子として成立しない→双子の喪失 といったカタチで連想されて、凄いもの寂しい感じでした。

 キャラ的にはもうちょっと色々じっくりいじったトコで退場出来るよなとか思ったりもしましたが、展開できる「過疎地である浮島からの脱却を求める」要素というのは今回でそれなりに消化したのかなとも解釈出来るので矛を収めます。

 好きだったんだけどなぁ、ののねね。中の人要素も込みではあったけど、それ抜きでも充分に輝いてた。冥福を祈ります。

 ……「BLOOD-R」どうなんの?いや、続けるんでしょうけど。


■謎

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 もうここまで来ると腹に一物抱えている人物だらけですね。


▽掌を差し出すだけで小夜を眠らせて「光の先を探し当てるか…」と呟く父・唯芳

▽翌日グッタリとした小夜に何故かコーヒーを飲ませ夜まで寝込ませるCAFEギモーブ店主・文人

▽「頭が痛い」と訴える小夜に「頭だけ・・・?」と問い返す私立三荊学園の担任・筒鳥香奈子

▽「何かあったら言ってくれ」と告げるクラスメイト2名・時真と網埜(あみの)

▽「気づけよ」と突っ込む狐犬



 最後人じゃないですけど。というかやっぱり犬が喋りましたよ。やっとですよ。意外にいい声ですね。CVは福山潤さんですよ。んで何で小夜に慣れ慣れしいんですか。

 それぞれが知っている真実が何であるかは未だ明らかにされません。大人がここまで口を割らない所を見ると解明の糸口はクラスメイトや狐犬になってくるのでしょうか。

 網埜さんイマイチ影が薄くてあまり役に立たない感じがしてショボンですが…何とかなるでしょう。

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 今回は謎独白がありませんでしたが、小夜の夢の中で気になる台詞が出てきました。

「なら試してみよう…2人で」

 小夜が眠りにつく前に微睡んでいる時に「眠い、霞む、揺れる、前にもそんなコトがあった…」と述懐する所から始まった夢での台詞。

 暗くてわかりにくいですが、小夜が謎の広間の大テーブルに誰かと対面しているのが判別出来ます。そしてののが出てくる前の小夜と狐犬との「守ると約束した…」「誰と?」という会話も併せて考えると、小夜レベルのポジションにある者がもう一人いたのは確かです。

 そのもう一人が守らない側で小夜が守る側と推測すべきなのか、二人で守ると約束していたと推測すべきかはわかりませんが、取り敢えずその誰かが次回以降のキーワードになってきそうです。


 文人さんか・・・いやいや狐犬かもしれない。


◇次回、第七話「うかりける」◇

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【百人一首(七四番):うかりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを(源俊頼朝臣)】

 今回も歌の詳細は次回に。代わりに次回予告内の台詞を併記。

唯芳「目の前で友を救えなかったのは、本当に辛かったであろう。」
小夜「父様…」
唯芳「しかし、<古きもの>と戦える巫女はお前しかおらん」
小夜「私…しか」
唯芳「小夜。<古きもの>をどうする?」
小夜「倒します。約束したから」
狐犬「誰としたのだ」
小夜「えっ…?」
狐犬「その約束は、誰としたのだ?」
小夜「あなたは…」


 ついにほんわか予告編BGMも撤去!シリアスな感じになってきました!!ほのぼの学園ラブストーリーなんて影も形もありません!!

 第六回はただただ翻弄されたというか流された回だった訳ですが、中身はちょっと無い感じなんですよね。「BLOOD-C」全体としても話の骨が弱い感じはします。ただそこからどういう展開に持って行くのかが所々読めないコトもあるので一概には評価仕切れません。

 影の<古きもの>についても言及しようかなとも思いましたが、アレは「実体化しちゃダメだよね・・・」の一言で済んじゃいますんでカットしました。

 いやー今後の展開が楽しみですよ。狐犬までしゃべってくれれば今まで以上に話が進みますよ。後は時定くんがぐっと前に出てくれれば最悪この二人で小夜のサポートは出来ますね。心のケアは出来そうにありませんが。

 それでは今回はここまで。また次回の感想記事で。



 BLOOD-PEDIAが地道に更新されてる。やっぱ他所で言われてたとおり朱食免(シュジキメン)だったんですね・・・。


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◎BLOOD-C第6話「かぜをいたみ」
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ぺろぺろキャンディー
2011/11/29 03:29

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