魔法少女まどか☆マギカ 第3話「もう何も恐くない」感想

 「魔法少女になるって、どういう事?」(以下、ネタバレあり)





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 結界を探し出しソウルジェムで変身し、手下どもを駆逐した先に潜む魔女を打ち倒すのが魔法少女のお仕事。

 ね、簡単でしょ?



あらすじ:マミに連れられ、まどかとさやかの魔法少女になるまでの研修の日々が続く。まどかも、さやかも未だに魔法少女になった際に叶えられる願いが何か決めかねていた。

 夢とはなんなのか、具体的なものなのか、それとも内面的な何かなのか。願いを何の為に叶えるのか、助けたい人の為に?それともその人の恩人になる為に?

 それを選択するしかない状況で魔法少女になったマミは、もう少し良く吟味するべきだと二人に諭す。

 明くる日、見舞い相手の上条に面会できずに帰ることになったさやかと同伴していたまどかは病院の外壁に孵化前のグリフシードが刺さっているのを見つける。魔女が出てきて結界が出来上がる前に、まどかはマミを呼びに走り、さやかはキュゥべぇと共に結界に入り込み魔女の動きを監視する。

 結界に入りさやかとキュゥべぇを捜すマミとまどか。道中、まどかはマミに自分は誰かの役に立てる魔法少女になることがそのまま夢を叶えることではっきりとした願いは見出せないと告げる。

 まどかはマミのような魔法少女になりたかった。魔女によって死に瀕している人を助け、美しく舞い華麗に魔女を打ち倒す、マミのように。

 マミはそんなまどかを柔らかく否定しつつも孤独な心情を包んでくれるようなその言葉にほだされ、まどかが魔法少女になったら共に戦おうと誓い合う。

 結界の中心でさやかとキュゥべぇと合流した二人。奥には魔女が。

 まどかという支えを得て孤独から解き放たれたマミは勇気百倍、魔女に立ち向かう。


 ……さやかとキュゥべぇを探しに結界に入った辺りでほむらに逢っていた。彼女はマミに拘束される前に「今度のヤツは今までのとはわけが違う」と言っていた。


 「もう、何も恐くない!」

 そして

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 「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そう言う事よ」



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■願いとは何か、一生涯を引換えにする夢とは

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 魔法少女になるコトで、自分の願いが一つ叶えられる。

 それをそのまま願いと捉えるか夢と考えるかで、さやかとまどかのようにその内容が変わっていくのでしょう。

 さやかが叶えたい願いは、マミにどれだけ諭されても見舞いに通っている上条恭介を救うコトになると思います。

 命の重みもわかっていて幸せと不幸のコントラストも思い知ってるからこそ、さやかはその願いを上条くんを救うことに使うのではないでしょうか。


 反して幸せバカ筆頭のまどかは、叶えたい願いを叶えたい夢とごっちゃにして考えます。力を得るというコトではなく、誰かの役に立てる、利用価値のある人間になりたい。

 人当たりも良く誰かとの衝突もなく、それほど目立ったところもなく、自分の孤立しない人付き合いをしている中でまどかが唯一叶えたい願い。


 マミさんは、そんな二人に対して焦らずゆっくり選択すればいいと告げるんですよね。キュゥべぇに睨まれつつも、自分が魔法少女になるコトしか選択できなかった過去を振り返って現状を噛みしめつつ告げる。


 魔法少女になったものって須らく苦い過去しか無いのかもしれない。


■マミとほむら

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 まどかが魔法少女になるコトを阻もうとするほむらと、それに対向するマミ。

 立ち位置は違いますけど、そのズレさえ解消出来れば確かに分かり合えるような気がするんですよねこの二人。

 魔法少女になるコト自体が害悪だとするほむらと、然るべき願いを持って魔法少女になれば良いと考えるマミのこのなんとも言えない噛み合わない感じがもどかしいです。

 マミさんに「いじめられっこ」と言われ過敏に反応するほむら。完全に魔法少女になった時の願いは自分にとって害になる者総ての排除ですよね。これまでの関係を壊さないままでいたいなら魔法少女になるべきではないって言ってるぐらいですし。

 結構マミさんがほむらに対してかける言葉がひどく辛辣で、ほむらが少し涙を堪えるシーンが辛く感じました。

 ほむらもマミさんも、同じように孤独に違いないのに。


■彼女、巴 マミ。

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 まぁそのマミさんが今回お亡くなりになったわけですが。


 ・・・。何から言うべきだろうか。


 疑って悪かったよマミさん。

 結界内でまどかと二人きりになった時に背中だけ向けていたり顔が見えないのを訝しんで悪かったよ。

 まどかに対して流した涙に対して「嘘くせぇぇぇ!」とか思っちゃってすいません。


 わかってたんです。薄々気付いてたんです。

 「今日は記念日だもんね!」とか「この戦いが終わったら」とか死亡フラグ乱立しまくったあたりから。

 俺、メモ用紙に書いたもん。「あれ、マミさん死にそう」って。

 信じたくなかっただけなんです。


 正体を表した魔女の口が開いたその時まで、ずっと。

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 2話でのマミさんがまどかとさやかを招き入れた部屋が広いのは、もしかしたら家族と共に住んでいたからなのかもしれない。交通事故で他の家族が皆亡くなるまで。

 まどかとさやかに差し出した食器は誰のものだったのか。

 家族を失い、朦朧とする意識の中で魔法少女になるコトでしか自分の命を救うすべが無くて、其処からずっと一人で魔女との戦いを続けてきたと考えると、あの時のまどかに見せた涙も納得が行きます。

 やっと仲間を手に入れられたと思ったのに、ねぇ・・・。

 一瞬ガードを開いた視聴者がワルいっちゃ悪いのかもしれませんが。

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 Bパートののっけから注意書き入れられたって、わかるかよ!!


★次回予告★

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 「マミさん・・・本当に優しい人だったんだ・・・。戦う為にどういう覚悟がいるのか、私たちに思い知らせるために・・・あの人は」

 「奇跡も、魔法も、あるんだよ」



 クラっときつつ、でもマミさんに関しては一縷の望みにかけたいとは思うんです。

 そう、まどかが魔法少女になった時に叶える願いを「マミさんの蘇生」にするという可能性に。

 でもなー、そっからまたイヤな展開しか思い浮かばないから怖いんだよなー。そうなったらまた死んだ時の展開とかも考えなきゃいけないし、全能感に酔っちゃってさやかも上条くん治しちゃってみたいなリスク回避抜きの行動しちゃいそうで怖いんですよねー。

 タイトル詐欺だわ今回、「もう恐くない」って全然怖いわ!!恐れまくりだわ!!

 そもそも提供から震えまくりだったわ!!

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 あとはEDのラストのあたりがまどかのシルエットを黒目に見立てて、カメラが引いていくと人の顔に見えるような感じになる演出が恐ろしかったわ。

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 というかコレ第一話アバンに出てきた魔女の一部とかだったら、俺戦慄しますよ?

 EDの考察とかもしたいけど、本編で打ちのめされたのでこの辺で。

 次回も頑張ります。

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